会津東山温泉「向瀧」の紹介、次はお部屋です。
この宿はお部屋が素晴らしく、みな違うため売りなんです。複雑なレイアウトで、アップダウンが多いのですが、お部屋はすばらしく、全部意匠が違うんですよ。意匠、眺め、間取り、広さなどで部屋指定で選ぶことができます(向瀧HPネット予約限定ですが)。20年近く前から部屋を選ぶコンセプトを取り入れているのはすごいと思います。
私たちは選んで、毎回違うお部屋です。今回は「菊の間」となりました。
実は離れに泊まってみたかったのですが、あいにく予約がはいっていて、お庭が見られるお部屋で他のところにしていただきました。
下記の平面図はHPにあります。でも、行ったことのない人には、複雑なのでイメージわきにくいでですよね。




お部屋を入ると、まずは4.5畳の前室があり、衝立があります。
この衝立の屏風も、素晴らしい襖絵になっています。前室には鏡台もはいっていて、奥ゆかしい古い日本のしつらえですね。



本間は10畳です。床の間、縁側がゆったりあり、2面採光ので10畳よりかなり広く感じます。右側の明かり障子の半円形窓がとてもやわらかな部屋の雰囲気を醸し出しています。欄間も美しい。こういうところをきっちり楽しめる人は、うっとりしてしまうと思います。
雪障子もあげて外の光を入れると雰囲気がさらに変わりました(下の写真はすべてあげたあとのものです)。




到着にはお茶と芋羊羹をだしていただきました。羊羹はお手製だそうですよ。やさしい甘味です。

部屋から庭を臨む縁側です。ここにいるとちょっと大正スリップみたいな感じです。庭もきれいにされていて、心落ち着く空間です。


座卓も古いよいものです。漆の手入れが大変そう。
その他、床の間などの部屋のしつらえやセッティングされたものをどうぞ。最初からお湯もお水もセッティングしてくれているので、うれしいですね。





トイレと洗面台は、昔のお部屋に無理やりつけているので少々難点ですが、古いお宿では已むえないでしょうね。むしろ快適に滞在するために、リニューアルしており、お湯はでますし、ウォッシュレットを全室につけて清潔&快適にしているのは努力はさすがです。古さに奢りはありません。


夜お布団をしいていただいたところです。このお布団ちょっと薄いので、寝心地は今一つ。冬はやや寒いぐらいかも。でもこの宿でベッドは無理でしょうですし・・・。1万円台からのお宿だとこの辺りはどうしても弱くなりますよね。

以上お部屋の紹介でした。
参考まで、今までに我が家が泊まったお部屋は以下です。
●竹の間(源泉温泉風呂つき)
http://www.mukaitaki.com/room/take/
●すみれの間(2Fのお庭正面の眺め)
http://www.mukaitaki.com/room/sumire/
●かきつの間(お庭横、雪見ろうそくが美しかった!)
http://www.mukaitaki.com/room/kakitsu/
次は、やはり宿自慢である、温泉風呂の紹介をします。
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