ひげの家(3)---お食事編
いろんな人の口コミから、「ひげの家」=お食事!・・・との評判を聞いていました。お湯がいいのは高湯温泉共通ですから、特徴はやっぱり食事でしょう。でもまあ、料金は普通のお手頃旅館だから、まあ期待しすぎてもねぇ、と微妙な心もちで臨みました。
まずは、夕食です。
食事処でいただきます。
ちなみに、部屋食も1000円プラスで選べますが、お膳スタイルになるので座って食べるのは足がきついらしく、年配の人や畳座りが苦手の人にはお勧めしないようです。
今回夕食をとった食事処は写真がとれなかったので、となりの食事処の写真です。こちらは畳の部屋ですが、同様に椅子&テーブルです。
夕食のメニューをみてまずびっくり!
女将さんが手書きでつくるそうです。このクラスの宿はメニューまで造るところは少なく、その凝り方と手のかけ方、メニューラインナップの多さでまず驚きでした。
最初にこれだけセットされていました。
先付けの根三つ葉柚子ジュレ掛け、長いも、シイタケです。
非常に繊細な組み合わせ、じゅれでまとまりがあります。
蕗のとうの豆腐は、焼物です。
ごま豆腐のような風合いで蕗の苦味がほんのり、おしかったですね。
前菜はこの5品です。菜の花のからし和え、牡蠣燻製オリーブオイル漬けなど、おいしかったです。この丁寧さとい和洋おりまぜたセンスの良さに感激しました。
帆立やいかだったかな?3種類ありましたが、どれも新鮮です。マグロをいれるなど、定番にこだわる無理をしていませんね。
しんじゃがと春大根の素麺です。だしがさわやか、野菜の素麺風が新鮮で、レモンの酸味も手伝ってするりとはいります。
アマダイの東寺蒸し
日本酒は、120mlのコップ酒で個別はオーダーできます。種類は少なかったですが、緑川のこの日本酒がおいしかったです。
しゃぶしゃぶです。まあこちらは手は掛かっていませんが、べたに食べやすくおいしい一品です。うちはここで食事ももってきてもらって、ご飯のおかずで食べました。
デザートは苺のババロアです。手作りだそうです。
このラインナップ、圧巻でした!
朝食は隣の食事処で。
お部屋の案内札よこの可憐なお花がおしゃれです。
朝食のラインナップです。わりに普通の和食です。
素朴な煮物や佃煮も含め、かなり品数でしたね。出来合いの佃煮不意は無理しなくてよかったんじゃ?というものがありましたが、このクラスの宿では十分なもてなしです。
とにかくこの料金の宿の食事としてはすばらしく、五つ星だと思いました。
総括して・・・
お湯は高湯ですから間違いなく◎です。
自由に入れる貸切風呂気分がゆったりできますし、男女別浴場もなかなか風情あります。
食事はもう素晴らしいの一言。夕食は、思わず「また食べたい」とすぐに思わせました。器の演出にも気遣いがあり、素材のバラエティも含めて、食事がとても楽しくなります。
お部屋はまあ、トレイついていれば、なんとかこんなもんかな・・・・です。一番しょうがないかな、という感じですかね。アメニティも最低限ですし。
サービスはスタッフがとてもよいので、気持ちよく過ごせます。高級旅館とくらべるものではありませんが、気楽に利用する宿クラスの気配り、気さくさがよいと思いました。
お部屋のおしゃれさなしでもOKなら、すぐにお勧めしたい宿です。
お湯と食事が一番の目的の私たちにとっては、すぐリスト化された宿となりました♪
おまけです♪
いい湯だな、ととろ(笑)
by totoro6008 | 2014-04-11 23:00 | ひげの家