奥武雄温泉 風の森(4)番外編ー伊万里&有田で焼物♪
唐津の焼物を含めた市内巡りはこちらへ!
唐津を出た後は、ドライブでまず伊万里に向かいました。30分余りの近い距離です。向かったは「大河内窯」のエリアです。駐車場に車を置くと、まずはここからです。
古い街並みに所狭しと陶器店や窯が並んでいます。坂を散策しながら、気になる店にふらっとはいって、器を眺めて・・・。色鍋島に代表される、きれいな伊万里焼(有田焼)がメインで、迷いだしたらきりがないほどです。
途中で喫茶店にも寄りました。喫茶店の器もみな伊万里焼です。
数ある窯と店舗のなかで、2か所惹かれるお店に出会いました。
ひとつは青磁の「長春窯」というところ。色と手触りがすてきで、こちらのお茶碗と湯飲みを買いました。お店の方曰く、ここの山から採ってきた青磁原石からとったうわぐすりで、何度も塗り重ねている鍋島天然青磁の質感と色味が売りなのだそうです。ウンチクはともかく、色と手触りは間違いなくきれい。太陽にかざすと空けるような光を感じるのがとてもすばらしいです。
この写真のなかの、左側にある3つです。(右後ろはちがう青磁です)
もう一軒は、「光山窯」です。市川光山氏という色鍋島の作陶家で、非常にきれいな白磁に鮮やかな色の文様を描く方です。農家の軒先からふらっとはいって、畳の上のちゃぶ台に並べられた作品を見るような地味でひっそりとした店構えです。場所も通りから奥に入っていて、それほど人も来ません。じつは、こちらのお店は「洋々閣」でおすすめいただいたのであえて離れた店に寄ってみたのです。さすがおすすめだけあってすばらしい。思わず引き込まれました。
迷った挙句、こちらでは六角小皿を買いました。この中から、2枚選んだものです。
午後には有田に移動し、定番名作陶家の「三右衛門」回りをしました。
まずは柿右衛門です。
きれいですが、とにかく芸術品な器に見とれるだけ・・・文字通り、柿色の色だしがすばらしい!まわりの建物も外から見学しました。器は写ってません^^。
次に行く前に、柿右衛門近くのお店にふらっとよりました。「古裡庵」です。こちらでユニークな醤油皿を見つけて思わず衝動買い!お皿の半分が深く、半分が浅くなっているので、お醤油をちょこっとつけて使えるという健康志向向けの作品です。2枚だけ買ってきましたが、使い勝手がいいので、もっと買ってくればよかったと後悔!
次は、源右衛門です。
こちらは青味中心のしっかりした文様が親しみやすいです。比較的手ごろな器や小物もたくさんあります。店内は焼物の壁飾りやスィッチ板など、焼き物の街らしく飾られています。ここでは、ランチョンマットのみを購入しました。
最後は今右衛門です。こちらは14代今右衛門の花瓶など灰色の色使いがとてもきれいで、細かい絵柄とともに見とれました・・・はい「見とれる」お値段です^^。美術館もあり、第14代今右衛門までのさまざまな作品と作風をたっぷり堪能しました。
このあと、まわりの店をふらっとまわり、いくつか手ごろな器を買いました。「緒方陶園」でゲットしました。
お気に入りは、この写真に左奥にあるマグカップです。きれいな赤い富士山で、底や中にも柄があるのです。ちなみに、真中にあるスプレーのようなものは、伊万里焼の化粧水ボトルです。これは大内山窯で衝動買い(笑)黄色いのは、唐津焼で中里太亀氏のものです。
というわけで、唐津~伊万里~有田と、さまざまな窯、陶器店、美術館をめぐり、とても満足な焼物めぐりのたびでした。
器の幸せ♪
by totoro6008 | 2013-03-04 23:06 | 風の森